1988年1月1日 カンニャークマリ元旦

 朝5時の目覚ましで起床。海岸にはいつもに増して人が多い。岬の突端から岩に移り、何時もより少し前の場所に座る。そのうち人数は増えてきて、さらにその前の波の砕ける岩にも若い男達が立ち始める。インド人もやはりいい場所から初日の出を見ようと、昨日までよりたくさんの人間が岩場にいる。

 

水平線には今日もやはり雲がかかっている。サイレンの後、いつもと同じように太陽が雲を赤く染め顔を出す。

 

Happy New Year
Happy New Year

 岩場から戻ると山下君と昨日来たという関西の女の子が写真を撮っている。彼女は1人でインドを回りアフリカに行くという。3人でいつもの茶店でイド―リを食べ朝食とし、その後は魚の水揚げされる場所で今朝の収穫を見たりする。いつもより大漁のようだ。漁師の子供はふてぶてしい面構えをしてたくましい。

 

 一度部屋に戻った後、本をもって少しアラビア海よりにある展望所に行き、そこの岩場で海風を浴びながら本を読む。途中若い学生のグループがやって来て話しかけてくる。岩場ではインド人が裸足で貝のこびり付いた上を飛び移ったりこけたりしているが、ちっとも痛くないらしい。

 

 お昼は簡単にマサラ・ドーサとチャパティーを食べる。レストランでも元気のいい学生たちがいろいろワンパターンではあるが質問してくる。2か月以上旅をしていると、そんなやり取りも少々面倒くさく思ったりするが、まあなるべくゆっくり静かに答えて疲れないようにしている。

 

 食後インド人のケラダに逢うが彼も忙しいらしく店で座って待っていてくれという。5分が何分になるのか分からぬので、店の人へ伝言して部屋にもどり2時間弱昼寝。ホテルの勘定を済ませ3日分の残りの65ルピーを払いバススタンドへ。

 

 16:45発のマドラス(チェンナイ)行きのバスの発車を待っているところ。18時間かけてバスにゆられ明日の昼マドラスへ着く予定。

 

寺院のあるヴィベカナンダロック
寺院のあるヴィベカナンダロック

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