二十二日 夫(おとこ)と妻

上野殿御返事にいわく

 女人はおとこを財(たから)とし、おとこは女人をいのちとす。

 

(1 58歳 2 弘安2年 3 身延 4 1621頁)

千日尼(せんにちあま)御返事にいわく

 おとこははしら(柱)のごとし、女はなかわ(桁)のごとし。

 

 おとこは足のごとし、女人は身のごとし。

 

 おとこは羽のごとし、女はみ(身)のごとし。

 

 羽とみとべち〃〃になりなば、なにをもってかとぶべき。

 

 はしらたおれなばなかわ地に堕(お)ちなん。

 

 家におとこなければ人のたましいなきがごとし。

 

(1 59歳 2 弘安3年 3 身延 4 1762頁)