1987年12月26日(土) マイソール経由ウーティへ

 ウータカマンド通称ウーティまでやって来る。昨晩マイソール行きのバスに乗ったのが夕方の5時。ナイトバスにもかかわらず途中でどんどん乗せ通路も一杯。このへんがインドらしい。バスは夜中も何度か休憩を入れながら、マイソールに着いたのは午前9時過ぎ。16時間以上のバスの旅は、眠りに入ると手すりに頭をぶつけ少々苦しい旅ではあった。

 

 マイソールのバスターミナルでウーティへのバスの予約をなんとか取り、出発は午後3時。それまでの時間、街の中心にあるマハラジャの宮殿、今は博物館として公開されているが、そこを見学にゆく。さすがにインドのマハラジャはお金持ちで、ネパールの国王の宮殿にもひけをとらない立派なもの。例によってインドの観光客でにぎわっていた。

 

 15:00発のウーティ行きのバスは家族連れが多く、何人かの威厳を保った父とその妻や若者、そして半分は小さな子供たちでにぎやかである。父は予約取りや席とりでお互いに張り合いながら、家族の楽しい旅を確保すべく頑張っている。バスは途中山道を登りながら、ユーカリの森や動物保護区を抜け、子供たちは野生の象に歓声をあげる。観光バスでもないのにドライバーがわざわざ止めてくれるのもおもしろい。

 

 

 

 

ウーティ画像検索より
ウーティ画像検索より

 ガイドブックでは3時間となっているが、結局6時間かけて夜9時ウーティのバススタンドへ到着。かなり山の上にやって来て少々涼しい。35ルピーのRAJA ROGEへ今晩は泊まり、明日の朝7:30のバスですぐにカリカットという海岸ぞいの町へでる。今度は6時間程の旅はまちがいなさそう。

 

 マイソール・ウーティと少し回り道をしたが、マンガロール行きを取るのにパナジで待つより早いし変化もあってよい。ここ数日、胃が少し痛んだりする。特にひどくはないが胃がマサラにまいってしまったのであろうか。一時はターリーをたてつづけにパクパク食べたが、今はそれほど食欲をおこさない。胃腸薬など飲むがあまりききめなし。インド産タバコもあまりうまくなくなってきた。

 

ターリー画像検索より
ターリー画像検索より