1987年12月21日(月) コルヴァビーチ3日目

クリシュナムルティー
クリシュナムルティー

 朝8時ごろ起床。顔を洗い村にあるUMITAS(ウミタ)レストランへ朝食をとりに行く。今日はトマトとオニオンのオムレツにバタートーストとミルクコーヒー。隣に座った人も同じオーダーであった。

 

 クリシュナムルティーの本を読んでいると、関心があるらしく話しかけてくる。彼はインドの生んだ偉大な宗教家であるから。そして亡くなったのは2年前であると教えてくれる。男性はインドの弁護士で休暇を10日取りゴアにやって来たらしい。名前はシバ神のSHIVAであるという。自分の名前の意味を聞かれThe First Truth と答える。たぶんそうなのであろう。その間、店の子レルムがノートの紙で遊ぶ。

 

 食事を終え別れて一度宿へ。女の子のブレンダーと男の子のシャウルが外で留守番。ショルダーバックに荷物をまとめまずポストオフィスへ。手紙は6ルピー50パイサ。昨日6ルピーの切手で出さずに正解であった。浜へ行く途中に出店でインドの古いコインを見つける。700年以上昔のもので1240年頃のもの、コインの本に3ドルから4ドルで出ているのを見せてくれる。象とライオンのコインを3つ選び買う。

 

 浜辺の「海の家」でロブスターの値段を聞くと98ルピー。1回の食事には少々贅沢すぎる感じ。砂浜にでて服をぬぎ海にはいる。なかなか気持ちよい。海からあがると昨日の女の子が声をかけてくる。パイナップルジュースをもらい、彼女にも一本せがまれる。どうやら今日は人も少なく、商売が不振らしい。聞いてみるとライセンスが1ヶ月100ルピーで浜のテリトリーが決まっているらしい。彼女の場所は特に人が少ない感じだ。再び明日の予約を取っている。

 

 浜辺で一日を過ごし夕陽が沈み、まだ明るいうちに宿に戻ると子供達が表で母親の戻るのを待っている。どうやら日本の子供のように家のカギなど持っていないらしい。暗くなりかけた井戸で水を浴びる。つるべを落として水を汲み、体を洗うのは何度やってもおもしろく新しい体験だ。水は決して冷たくなく心地よい。

 

 夕食はビーフシチューとココナッツカレー。このカレーはかなりホットであった。3人で食後に日本の玄米茶のティーバックを飲み談笑。期せずして日本のお寺やお坊さんの話題となり、自分自身のことや思いを話す。

 

 昼間、エローラであったインド人と再開。パナジのビーチにおりアンジェナにも行くという。オーストラリアの彼も一日アンジェナビーチに行くらしい。このビーチも3日ゆっくり過ごしたので、一日かけてアンジェナあたりに足を延ばすのも良いかもしれない。