1897年11月21日(土) カトマンドゥ4日目

ボダナート・ストーパ
ボダナート・ストーパ
スケッチ
スケッチ

 午前中、王宮前で自転車を借り、昨日行けなかったボダナート・ストーパへ走る。腕時計を身代わりにしてきたが、サイクリングもなかなか気持ち良い。想像以上に巨大なストーパで少々感激。ついてからマニ車を回しながらまわりを一周し、その大きさを右腕の疲労で実感する。階段を上りストーパの球状の場所から回りを見渡す。そうするうちに、ここをスケッチしようという衝動が湧き適当な一角をみつける。日陰でまわりに人がいないところ。

 

 さっそくそこに座り下絵のつもりでノートの切れ端にあたりをつけていると、少年僧たちがやって来てのぞきだす。もはやこの下絵を継続せざるをえない状況となり筆をすすめる。すると暇なオジサンたちがやって来て、前に立って覗きだす始末。間からストーパをのぞきつつなんとなくそれらしく完成。”その間会話はなく、ただ人が集まっているだけの空間でした。“Finished!”とノートをたたむと皆さん解散。少年僧たちは回りでゴムを飛ばして遊びだす。みんなの協力でなかなか良い出来栄えとなりました。

 

 夕食は昨日会った根本君とマンダリンでとる。チーズハンバーグは巨大でなかなか美味しかった。その後Lunch Boxへ行きケーキとコーヒー。そして9時過ぎまで一緒に過ごす。彼は東大3年で1年間休学中。4月まで世界一周をチャレンジしている。小学生時3年程ニューヨークで過ごしたらしく、世界への視野が自分の大学時代と比べると、かなり違っているなと思う。これからヨーロッパ・アメリカと渡り、また多くの経験を重ねることでしょう。

 

 カルカッタか南のケララ、もしくは東京での再開を期して別れる。