1988年1月9日(土) コナーラクへ

スールヤ・テンプル
スールヤ・テンプル

 朝は8時頃起床、少々目覚めが悪い。朝食はマハラジャに行き、昨晩親子連れが食べていたパンケーキをたのむ。クレープにハニーをつけたもので、おいしいが目の前に出されると思ったよりカワイイ、3口ほどで無くなる。コーヒーのおかわりをしフルーツケーキを1つとって朝食とする。

 

 午前中は本など読んでゆっくりし、荷造りをする。ホテルを出たのがちょうど12時。文句を言っていたリクシャーマンはいない。年配のリクシャーマンに頼むと10ルピーと少々下を向いて考えた末に言う。5ルピーだと言っても笑ってごまかし譲らない。こんな弱々しいおじさんと更に交渉する気もせず、乗ってバス・スタンドまで行く。

 

 コナーラク行きのミニバスが丁度待っている。乗り込むと例によって一杯になるまで出発しない。席も少なく天井も低くかなり狭苦しい。近くで見ると多くの人が指や爪などいびつな形をしている。やはり衛生状態がかなり悪いためであろう。指の傷も未だ化膿していびつな形のふさがり方をしようとしている。野良犬たちもゴミをあさっているせいか毛は抜け体中病気だらけといった感じ。その点、草を食べている羊や牛やその他リスや小鳥たちはきわめて健康的であるのは対照的。

 

 コナーラクに着くと、そこは大きなミナークシ寺院(別称サン・テンプル、スールヤ・テンプル、ブラック・パコダ)の前にある静かな町である。参道に石細工の土産屋と茶店が並ぶだけ。はじめにツーリスト・バンガローの50ルピーの部屋に荷物を置く。広い庭にそって回廊がありベンチが置いてある。宿泊客も少なくゆっくり出来そうである。庭の一本の細い木に広がる真っ赤な花が印象的である。部屋には窓が4つあり、開け放つと心地よい風が入って来る。

 

 

 下見のつもりで手ぶらで寺院へ行ってみる。30メートル以上の高さのある寺院はさすがに大きく、これをスケッチするのは最後の大作?となりそうだ。周りを広い緑の庭に囲まれ、今までのヒンズー寺院とは雰囲気が異なる。かなり崩れているところがあると思って見て回っていると、反対側では新しい石を同じように彫って復元している。尺で測りながら彫っている人は労働者風でなく彫刻家といった感じ。学者のような顔をしている。脇でハケを持って磨いているのはいつものインド人達であるが。チャーイとパイを食べボールペンと歯ブラシを買って今日は戻る。

 

 バンガローで1日20ルピーにて自転車が借りられるというので、3キロ離れたビーチまで行ってみるのもよい。夕方6時を過ぎ、あたりは真っ暗。一本のローソクの光りが頼りである。未だ電気は来ない様子。

 

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