1987年12月20日(日) コルヴァビーチ2日目

 静かな朝、窓を開けるとヤシの木々を光がみたしている。夜は明かりを消すと真っ暗な闇。夜中は少々肌寒いくらいだった。外へ出てトイレに行くと、庭にブタ君がいない。いざ人が構えると股の下からブヒブヒ。さすがにびっくりして一瞬ひるむが、水をかけて一時追い払い用を足す。なるほど追い払うための棒が備えている。股の下では用を足すごとにきれいに無くなってゆくのである。

 

 今までの「きたない」という概念がくつがえされ、そんなに「おいしい」ものかねと聞きたくなる。水で清めて立つと、物足りなさそうなブタ君たちの顔。軽く挨拶をして出てくる。宿の人は出かけているらしく男の子ひとりしかいない。またゆったりとした一日が始まった。

 

ビーチのレストラン
ビーチのレストラン

 朝食はジャム・トーストとミルクコーヒー。いつもと別の道で村を抜け、人の少ない海岸の方へ歩いてゆく。途中クリケットのゲームをするために少年たちが集まっている。海岸の手前で土産物やの人につかまり店の中へ。特に欲しいものはないのだけれども、いろいろ一応見る。

 

 ひとつ象牙彫ふうの香水入れが目に止まり、正露丸など入れるのに洒落ているかなと思い値段を聞くと250ルピー。帰ろうとすると「いくらだ」などとやはり言ってくる。3度ほど100ルピーを繰り返し結局買ってしまう。得をしたのか、うまくはめられたのか定かでない。

 

 海岸に出て歩きレストランに入り、バナナシェーキを注文して海岸の絵を入れた手紙を書く。かなり形式を無視した手紙になった。その後、海岸に出てパンツになり海へ入る。水は冷たくなく、とてもきれいだ。日光浴の後、再びレストランへ入りマンゴシェーキと小エビのチリソース、それにバターライスで昼食。なかなか美味しい。

 

 郵便局に行ってみるが今日は日曜なので休み。ポストに投げ込むのは止めて出直すことにして宿へ戻るが不在。もらっていた鍵で開けようとするが、堅くてロックが動かない…と思い込んだのかもしれない。ウミタレストランで子供達とノートをはずして文字や絵をかいて遊んだ後、戻って来てみると女の子が表にいて歓迎してくれる。その子の見ている前では少しふんばると不思議にドアは開いてしまった。

 

日没
日没

 井戸の水を浴び着替えてから、夕陽の沈む砂浜で暗くなるのをじっと眺める。たくさんのインド人が夕陽を見にやって来ているのに驚く。そして、8時前にライトを手に戻ってくると2人のツーリストが同じ宿にいる。夕食は彼らと一緒に3人でカニのカレーとフィッシュフライ。昼に食べようとして無かったカニに感謝。

 

 食事の後、一人のオーストラリア人が南から回って来ており、マイソールなど良いところを教えてくれる。そんな話のうちに夜も10時半近くなり、今はそろそろ11時。今日もたのしい一日であった。

 

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