今日は午前中、檀家のお宅へ月回向へ4軒
以前に比べれば、月に一度の訪問が少なくなったのが気にかかる
最初のお宅は奥様が長いこと入院されているお父さん
お仏壇の前で、一緒にお経本を頂き「開経偈」を読む
無上甚深 微妙(みみょう)の法は
百千万劫にも 遭遇(あい)たてまつること難し
我今 見聞し受持することを得たり…
今まで何千回も読んできたのに、今日はズッシリ心に留まった
お釈迦様がインドに出現されて、お悟りを開き
80歳でご入滅になるまでの50年近く、人々の為に法を説き
インドから中国、朝鮮半島、そして6世紀に日本に伝来し
それから1500年の時を経て、今から一緒にお経を読む
そんな思いを込めて読むお経は、きっとご先祖様にも届くであろう
次のお宅へ、バイクに跨り心地よい風に「ああ、インドに行きたいな…」
と思って真っ青な空を見上げると、はるか上空を飛行機雲が西に延びていた