今日で霜月も終わり慌ただしい師走に入る
去る11月25日~26日で紅葉の京都を旅行してきた
と言っても目的は観光でなく日蓮宗全国布教師連合会主催の講義である
タイトルは「量子論から科学する 見えない心の世界」であった
宗務院からの配布物にあった案内を見てすぐにメールで申し込んだ
講師は京都大学名誉教授であられる岸根卓郎先生
昭和2年の御生まれで御年95歳で杖を突きながらも演題にたたれ講義であった
量子論というタイトルに興味を持つには一冊の本が切っ掛けである
それは2年前に贈呈された「一大事因縁の仏法」という書籍
著者はペンネームで正伝著とあり僧侶でも学者でもないとのことである
仏教に関する三百頁のこの本の主題は日蓮大聖人の「第一の本尊」についてである
開講に当たり不思議に思ったことがある
それは今回の講義を開催するに当たり労を取られた事務局のお上人が
そのきっかけとなったのが「一大事因縁の仏法」であることを話された
別にそんな話をする必要はないのではないかと思うのであるが
今度何かの機会があればお上人のお考えをお聞きしたいと思っている